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Dissertation

Cotton / コットン

平均繊維長が約35mm以上の綿花を総じて超長綿と呼びますが、中でも優れた特性を持っているのがシーアイランドコットンです。

Category:Material
Date:2023.07.31
Tags: #cotton #productIntrospection #seaislandcotton #visvim #シーアイランドコットン #ラグジック #超長綿

シーアイランドコットン

平均繊維長が約35mm以上の綿花を総じて超長綿と呼びますが、中でも優れた特性を持っているのがシーアイランドコットンです。

中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する国、ベリーズ。東はカリブ海に面し、美しい海と珊瑚礁に恵まれ「カリブ海の宝石」と呼ばれるこの国は、シーアイランドコットンの産地としても知られています。

1本1本の繊維が極めて長い超長綿であるシーアイランドコットンは「絹のような光沢」「カシミアのような肌触り」と表現されるように、美しく柔らかな風合いを持つ最上級のコットンとされています。さまざまな加工技術を駆使することで、他のコットンでも一時的にシーアイランドコットンに似た風合いを持たせることはできますが、天然の特性としてそうした風合いを持つシーアイランドコットンは、着用や洗濯を繰り返してもその性質が損なわれにくく、長く使うことで品質の良さが際立ってくるのが特徴です。

綿の繊維を傷めないよう1つ1つ手摘みで収穫されている

衣服に用いる繊維は、長ければ長いほど、細ければ細いほど、なめらかで柔らかな風合いに仕上がり、かつ耐久性も高まります。シーアイランドコットンはその他のコットンに比べ、はるかに長い繊維長を持っています。また、コットンの繊維には天然の撚り(ねじれ)があり、この撚りが多いと嵩が増し吸湿性が高まるとされていますが、シーアイランドコットンは、1インチ当たりの撚りの回数がコットンの中で最も多く、ふっくらとした風合いや優れた吸湿性を持っています。また、この撚りの多さが素材に復元性を与え、繰り返しの洗濯の後でも柔らかな風合いがよみがえるのです。

その他にも、繊維の高い反射度がもたらす自然な光沢、油脂分の多さがもたらすしっとりとしたぬめり感、絹とほぼ同じ細さの繊維が生むしなやかさなど、優美な特性をいくつも兼ね備えたシーアイランドコットンは、かつてはパラシュートの素材として使用されていたというほどの強度も併せ持っています。

ラグジック

世界でもっとも優れた綿とされるシーアイランドコットンが、カリブ海の一部の島だけに育った理由は、その気候風土にありました。綿木の成長期には雨季が、開花期には乾季が訪れるというコットンを痛めない気象サイクル、珊瑚礁や石灰質を地盤とする水はけのよい土地、また、昼夜の温度差が少ないなど。この地域には優れた綿を育てるうえで必要とされる条件がいくつも揃っているのです。

過去、様々な地域で栽培が試みられ、失敗に終わってきたシーアイランドコットンですが、アメリカ、ニューメキシコ州の大学が地道な栽培研究、品種改良のすえ商業栽培に成功したのがラグジック(アメリカン・シーアイランドコットン)です。

ラグジックは、西インド諸島産のシーアイランドコットンのDNA100%受け継ぎながら進化を遂げた、最高品質の超長綿です。繊維長、色艶、強度などにおいて優れた特性を持つラグジックは、種子に対する繊維の重量比が高く、単位収量が西インド諸島産のシーアイランドコットンよりも多いという特徴も持っています。

2023.7.31 Republished with revisions
2017.6.6 Original work published