
20世紀の生産方法は、均一なモノを大量に作るという新たな時代の扉を開けました。
〈Indigo Camping Trailer〉を立ち上げた2013年当時、そうしたモノづくりが深く根付いたいま、手仕事が持つ「温もり」や「キャラクター」のあるプロダクトを作るにはどうしたらよいか、と試行錯誤していました。現代の生産技術で、そうしたプロダクトを再現する方法はないだろうか?
そこから、「本藍染め」や奄美大島の伝統技法「泥染め」など、100%コントロールできない天然染色を用いたプロダクトが生まれました。手作業で仕上げた不完全な魅力、丹精に作られた内面から滲み出る輝きに、新たな可能性を感じています。
〈Indigo Camping Trailer〉は、作り手のパーソナリティーが感じられる、暖かみのあるプロダクト作りを実験的に行うプレイグラウンドです。