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Dissertation

CONTRARY DEPT

クリエイティブであり続けるために注意を払っていることは、一つの型にハマらないということ。そのために、固定概念を崩していくようなことに常に取り組んでいかないといけないなと思っています。

Category:Brands
Date:2022.07.12
Tags: #contrarydept #contrarywarriors #コントラリーデプト

クリエイティブであり続けるために注意を払っていることは、一つの型にハマらないということ。そのために、固定概念を崩していくようなことに常に取り組んでいかないといけないなと思っています。自分を見つめ、自由であることの大切さをリマインドさせてくれるのが「コントラリー・ウォリアーズ(Contrary Warriors)」のエピソード。

北アメリカのインディアンである「プレインツ(Plains)」という部族に「コントラリー・ウォリアーズ(Contrary Warriors)」という兵士たちがいました。

彼らは戦いに行く時に馬に前後反対に跨って現れたり、「ハロー」と挨拶されたら「グッバイ」と答えたり。その名の通り「反対の(Contrary)」行動ばかりをとっていました。彼らを初めて見た人たちは、何をやっているのか理解できなかったらしく、単に道化師か何かと思っていたそうです。彼らは無意識に繰り返される行動が、本来そこにあるはずの「選択」や「可能性」を見えづらくする事実を知っていて、あえて反対の行動をとることで、その部族に広まっていた固定概念にチャレンジしていました。

何世代にも渡り受け継がれてきた慣習をそのまま受け入れるのではなく、自身の文化を大切に思う気持ちがあるからこそ、ある意味では疑いを持ち、その時代や環境に合わせて必要であれば変化を加えて、よりよい形で後世に伝えようという思いがあったのではないでしょうか。

メンズウェアの多くは、ミリタリーやワーク、アウトドアなどのユーティリティウェアがもとになっています。それらはある特定の「目的」のために生まれてきた服。戦うためだったり、特殊な作業のためだったり、過酷な環境で生き抜くためだったり。その「目的」の部分を自分の中で再解釈してみたらどうだろう。いまの時代における「実用的」、「役に立つ」とはどういうことでしょうか。

新しいブランド「CONTRARY DEPT」のコンセプトはユーティリティウェアの再解釈、再構築。一度バラバラに解体して、いま自分が思う感覚を大切に自由に再構築してみよう。どんな変化を見せるだろうか。

写真(Lookbook): 深水敬介

2022.7.12 Republished with revisions

2020.2.12 Original work published