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WMV VISVIM SANTA FE

2017年に北米で最初に作ったお店が、ニューメキシコ州サンタフェのショップです。サンタフェには古くからネイティヴ・アメリカンの人々が暮らしてきた歴史があり、その伝統や文化が今も残っています。

Category:Shops
Date:2026.03.03
Tags: #santafe #vivim #wmv

2017年に北米で最初に作ったお店が、ニューメキシコ州サンタフェのショップです。サンタフェには古くからネイティヴ・アメリカンの人々が暮らしてきた歴史があり、その伝統や文化が今も残っています。若い頃から映画の西部劇を観るといつもカウボーイよりもインディアンの人々に惹かれ、彼らが身につけている衣服やアクセサリーを見ては「すごくお洒落な人たちだなあ」と感じていた僕にとって、ニューメキシコは憧れの土地でもありました。

サンタフェを訪れるようになったのは、20年近く前。同地で「Shiprock」というナバホ族を中心としたネイティヴ・アートのギャラリーをオープンしたばかりのジェド・フォーツさんと知り合い、話していたら「いつかニューメキシコにおいでよ」と誘われたので、すぐ2週間後に向かいました。アルバカーキの空港から電話したら、「本当に来たの?」とジェドさんがびっくりしていたのを覚えています。

彼らにサンタフェを案内してもらってすごく仲良くなって、以来ずっと付き合いが続いています。ジェドさんは現地のネイティヴの人々の工芸を作るアーティストや職人とたくさん付き合いがあるので、ナバホのブランケットのウィーバーの方々を紹介していただき、日本の藍染とコチニールで染めた糸で一緒にブランケットを作ったり。それ以来、色々なプロジェクトに取り組んでいます。

ナバホのシルバーアクセサリーやブランケットなどの工芸はすごくパワフルで、いつもインスピレーションを受けてきました。それらは彼らのリアルな生活の中から生まれてきたもので、日本の「民藝」ともつながるような魅力があります。彼らには『完璧な直線が良い』という美意識はないんだ、とジェドさんが教えてくれたのがとても印象的でした。少し歪んでいたりズレていたり、ムラがあったりする、そこにオーガニックな人間らしい魅力を感じるんです。

サンタフェはクラフトアートの街として知られ、今もたくさんのクラフトマンが住んでいて、毎年大きなクラフトフェアも開催されています。田舎の小さな街ですが、洗練されていてインターナショナル。文化を愛する人々が多い、素敵な場所です。僕はいつも自分が着たいものを作りたいし、行きたい場所にお店を作りたいと思っているので、この街に最初のお店を作れたことをとても嬉しく思っています。

サンタフェのダウンタウンに位置する店舗。住宅建築を改修し大小数部屋の開口部を繋ぐように構成した店内には、visvim、WMVをはじめ、コンセプトブランドのIndigo Camping TrailerやContrary Dept、雑誌 Subsequenceの商品が並ぶ。また、日本の工芸品やネイティブ・アメリカンのジュエリーなども展示・販売し、年代や国、素材、用途などで分け隔てず手仕事の温もりが感じられるものが同列にディスプレイされている。

WMV VISVIM SANTA FE

222 Shelby Street
Santa Fe, NM 87501, USA

+1 505 982 4647

文:井出幸亮
写真:深水敬介